どうも平均サラリーマンです。
新型ジムニーが発売されましたね。水戸市でもちらほら見るようになりました。なんだか、JB23頃から丸みを帯びたデザインでしたがまた11のころの四角いデザインが戻ってきました。
けど、見た目のカッコよさはやはりJA11などの方がカッコいい気もします。
しかし、機能面での優秀さや乗り心地は新型ジムニーの方がいいです間違いなく。そんなジムニーは、他と一線を画する独自路線と潔さ。以前はもっと独自な軽自動車として新型ジムニーをも超す魅力がたくさんあったと思います。
そこで、新型ジムニーと歴代ジムニーの魅力と良さを見ていきたいと思います。
目次
ジムニーの魅力
ジムニーの魅力とはいったいなんでしょうか。1970年代に登場して以来ロングセラーな商品です。ロングセラーな割には、モデルチェンジは3回。今回の新型で4回目という異例中の異例のスパンの長さ。
車名の由来は、「ジープ型のミニ」という言葉をもじって「ジムニー」へ決定。
このジムニーを最初に制作・考察したのは「ホープ自動車」という誰も知らない無名の会社。現在は倒産されているようですが、その魂は現代のジムニーまで引き継がれています。
このホープ自動車は現在の「いすゞ」「日野自動車」から引き抜きを行い、制作し権利を「鈴木自動車」へ譲渡しジムニーが第一世代の「LJ」の販売を開始したようです。
その際、最初は「三菱」に販売をしようとしたみたいですが、三菱は反対したそうです。もし、ここで三菱が買っていたらパジェロミニは「スズキ」が制作していたかも・・・。
このジムニーの一番の魅力は「走破性」と「カスタム」が挙げられます。軽自動車規格でありながらランクルを凌ぐ走破性に、カスタムパーツの多さなどジムニーを選択肢に入れる人は老若男女問いません。
それだけ、ジムニーが世間に愛されている証拠でしょう。
それでは、旧型のジムニーに触れていきましょう。
もはや旧車??ジムニー初代LJ10
1970年にスズキから新モデルとして発売されたLJ10。このころの法律や技術の違いなどで現在のスペックよりかなり非力です。
エンジンは、三菱自動車のミニカのエンジン(FB型エンジン)を搭載。空冷2気筒360ccエンジンで、最大馬力は25ps。変速機は4速と超非力です。初期は、幌車のみしか選択ができませんでした。
スズキも売れるわけないと内心思っていたようですが、数か月で150台生産・販売という売れ行き。1970年代ことの自動車普及率を見るとかなりの売れ行きだったことが分かります。
翌年にLJ10の2型を発売。馬力を27馬力へ向上し、パーキングブレーキなどの各所を変更。
このジムニーのサイズは、全長2995mm 全幅1295mm 全高1670mmととてもミニマム。最大2名乗車となっており、このころから複数人で乗車することは考えていないようにも思える。
マイナーチェンジしたLJ20
売れ行きも好調であり、時代の流れにそってエンジン構造を向上し空冷エンジンから水冷エンジンへ変更した初めてのモデルです。さぞや空冷2気筒の初期型は五月蠅いし、ボンネット内が熱かったことだろう。
ジムニーの販売の大多数は、山間部や豪雪地域の住人だったようです。現在も変わりないですね。
エンジンは水冷2気筒2サイクル 360cc。馬力は28馬力でサイズに大きな変更はなし。
大きな変更は、水冷化と幌モデルからバンモデルが追加されたことですね。これならば、幌の組み立てのわずらわしさや耐久性、ヒーターの危機の良さなどの問題も解消できた。
また、乗車人数も一応4名に増えた。
小さなマイナーチェンジを3度実施しており、1972年に1型 1973年に2型 1975年に3型と機能を向上した。1975年には排ガス規制で一時パワーダウンしている。そこで生まれたのが以下だ。
再マイナーチェンジSJ10
このころは、自動車の法律の変革期であり排気量が360ccから550ccまで引き上げし2気筒から3気筒へ変更し扱いやすさも向上。
このモデルは法律という背景がありマイナーチェンジを4度繰り返しています。
1976年1型でLJ20で一時パワーダウンしたが排気量を向上させ解消している。このころから、徐々に法律の規制が厳しくなってきたが、基本的なボディー構造は変更なくLJ20のボディーを継承。唯一の変更点は、スペアタイヤの位置を背面へ変更したことくらいだ。
1977年の2型では、前後トレッド幅を拡大しオーバーフェンダーの追加。燃料タンクの拡大と利便性と見た目の変更があり、小さな変更が1978年3型 1979年4型まであり装備が徐々に充実していく。
フルモデルチェンジSJ30
小さなマイナーチェンジをくりかえてきましたが、1981年に初めてのフルモデルチェンジがありました。海外戦略車として市場に出したいという会社の思惑があり、ジムニー1000(現行シエラ)をベースに制作されたモデルです。
サイズも全長3199mm 全幅1395mm 全高1690mmと先代より拡大。エンジンは、水冷3気筒2サイクル 539ccと馬力28PS トルク5.4kgm2500rpmと乗りやすい仕様。
このころから、「クロカン」という競技や遊びが意識が芽生え始めた。そして、クロカン四駆全盛期に突入。各社から色々な車が市場に導入され始めた。
しかしながら、いずれも高価。遊びで使う、日常で使うのにジムニーを選択する人が増えてきた背景があります。
外観も「男勝り」な雰囲気から、ちょっと可愛らしくなった印象があります。ラダーフレームの変更やボディ素材の変更をするなど、もはや「ジープのミニ」という印象から少しずつかけ離れてきます。
だが、走破性は抜群の信頼感があった。その理由としては、重量705kgという軽量。そして、構造のシンプルさからマニアックなユーザーが選択していた。
このモデルも、5型まで存在し仕様変更をしている。内装も乗用車へ寄ってきたモデルと言える。
改革4サイクルのJA71

ついに4サイクルモデルが登場。しかし、大きな欠点があり非力であったということ、エンジン内での爆発が2サイクルに比べると半分。単純にパワーが半分になってしまった。
打開策として、「ターボ」の導入。このターボを導入したおかげで馬力も42馬力へと向上した。
しかし、ターボ車の欠点が大きな問題となった。ターボ車へ乗ったことがある人ならわかると思うがタイムラグが存在するということ。俗にいう「ドッカンターボ」だ。
このドッカンターボが曲者で、オフロード走行中に急に回転数・トルクが上がるのだ。クロカン経験者ならわかるが、結構厄介な仕様となっている。
低速域でも問題があったターボだが、高速域では問題はなく山を走る人以外にもだんだんとユーザーが増加していった。一般ユーザー増加に伴い、ハイルーフ・パノラミックルーフの追加があった。
このモデルも4型まで存在し、1989年に初のWILDWINDを発売した。
再マイナーチェンジJA11
このJA11は管理人が大好きなモデルであり、管理人が初めて乗ったジムニーだ。今でもあの乗り心地と騒音、そして走破性は忘れられない。
このJA11は1990年から発売された。このころに現在の自動車規格が制定され、現行ジムニーとほとんど大きさは変わらない。
このころから、ジムニーは爆発的な人気を博すようになり、現在でも持っている人がいたり100万円ていどで販売されていることもめずらしくはない。
排気量は660cc 馬力も55馬力となっており高速走行でのバランスも向上。ターボも改良され、ドッカンターボはなくなった。(ちょっとはあるけども・・)
このJA11は5型まで存在し、またモデルがかなりある。正直管理人はすべてのモデル・グレードを把握できていない。しかし、基本ベースとして●型の幌かバンかハイルーフかなどの形の違いと「WILOWIND」「LIMITED」などの仕様があり、中古市場もかなり豊富なんおで自分に一番いいモデルを見つけやすいともいえる。
このJA11がトータルバランスが良く、クロカン性能も最高であった。
再々マイナーチェンジJA12/JA22
第二世代も3度目のマイナーチェンジです。こうやって見ると、第二世代の初期型と結構形が違いますね。違いは形だけではありません。
発売は1995年からでJA12とJA22同時発売されました。違いはエンジン型式の違いと、見た目の違いです。幌とバンタイプがJA12でパノラミックルーフモデルがJA22です。簡潔に言えば、山を走るタイプか、乗用車タイプかの違いです。
このモデルでの変更点でクロカン乗りとしては、かなり悩む選択を迫られるモデルとなります。
その理由が、「コイルスプリング」の導入です。乗り心地を追求し、初のコイルスプリングを導入です。乗用車テイストとしては、成功を収める反面、板バネからの変更でカスタムに制限がかけられる結果となりました。
コイルスプリングでのリフトアップは費用が掛かることや、リフトアップに制限がかかりやすいということ。クロカン乗りからは不評となり始めたモデルです。
しかし、4WD機構も発達し走行中でも切り替えができるというものへと変わっていった。
このモデルも2型まであるのとグレードが数種類用意されている。本格的なクロカンに行くのでなければ、問題はないほど走行性能は高いので用途に合ったモデルを選ぶのがベストと言える。
三世代目のJB23
三度目のマイナーチェンジです。角が取れて丸い印象がありますね。正直かなり不評であったデザイン。
3ATから4ATに変更し、燃費改善・高速性が向上しているがオンロードよりの見た目となってきた。しかし、オフロード性能を落としたわけではなく、アプローチアングルはそのままに4WD性能も向上してきた。
見た目だけ管理人好みではないが、カスタムしてあるJB23はカッコいい。だが、JA11のころのような手軽にカスタムができるという感覚は乏しくカスタム費用が高い印象。
基本設計の変更はしていないが、ジムニー好きとしては何とも言えない感情を抱いた。
こちら歴代最多の10型まで存在。エンジンのリファインや、ボディ形状の変更などをしているから購入の際には型式に要注意だ。
新型ジムニー
第四世代目です。ついに待望のジムニーがでました。まるでJA11のころに戻ったような印象。カッコよさと可愛さがある。発売から相当数なオーダーがあり、数か月待ち。
このジムニーも基本設計は同じ。思想も同じ。スズキからは、「4ドア化は考えていない。」「プロユーザーを重視」という言葉が聞かれるほどだ。なんとも潔い。
このジムニーになっての変更点は大きく分けると数か所ある。
一つ目が、ラダーフレームの新設計とクロスメンバーの補強。従来比1.5倍ほどの強度をもつという。インテリアやエクステリアの充実とESPなどの安全装備の充実。これは、時代背景にあった装備ともいえる。
このジムニーの見どころとしては、「シンプル」という点だ。
最近のクロスオーバーとちがって、大人数を快適に安全に、充実したカーライフを送らせるために開発した商品ではない。
思想とては、4WD搭載のシンプルな軽自動車だ。そのため、無駄な装備もなく簡素に仕上がっている。いい意味でだ。無駄がない分、新設計のエンジン・フレームの良さが際立ち、カスタムの幅も広がっていく。
移住空間もジムニーにしては、各段に良くなっており、一般ユーザー~プロまで幅広く満足に使用できる作りとなっている。
そして、見た目もかっこいい。
これは欲しい気持ちにもなる。
まとめ
色々なジムニーがある。選択しも広がるが、中古車を狙うならば、JA11以降の車種がねらい目でありジムニーとして楽しめる。新型ジムニーもいいが、歴代ジムニーもいい。
この記事をきっかけにジムニーに興味を持ってくれたら嬉しいです。
いろいろ調べてまとめましたが、修正がありましたら教えてください。
ありがとうございました。
スズキ大好き(^^♪